ファミリーキャンプにウォータージャグは必要？
キャンプ道具を揃える時に、ウォータージャグって本当に必要なのか？疑問が湧きますよね。
ウォータージャグは、自分のキャンプサイトに水を蓄えられ、飲料用、料理用、手洗い用などの目的で使用されます。サイトによっては個別の水道つきの場所もありますが、多くの場合、キャンプ場内に共用の炊事場が点在しており、自分のサイトから遠くて水を使いたい時に不便なことがあります。そんな時に役立つのがウォータージャグです。
キャンプ場の水道事情に関して、場所によりますが、飲用不可と掲示されているところや、そもそも掲示がなく、水質がはっきり分からないことも多いです。筆者は飲用、料理用の水に関しては、いつも２Lペットボトルの水を３～４本持参しており、飲用や料理用としてはウォータージャグを使用していません。
手洗い用の水に関してですが、こちらはウォータージャグを使用しています。それぞれの理由については後述します。
飲用、料理用の水はペットボトルがおすすめ（ウォータージャグは使ってません）
飲用、料理用の水に関して、我が家では２Lペットボトルの水を３～４本持参しています（1泊の場合）。
水分補給はウォータージャグより水筒がおすすめ
まず、水分補給としてはいつも個々の水筒にお茶を入れて持っていきます。飲用としてウォータージャグを使わない理由は、かさばること、衛生面にも気を付けなければいけないし、管理が面倒だからです。そして、コップでジャグから飲むのは便利だと思いますが、コップを放置していると虫や砂埃、葉っぱが入ったりすることがあります。水筒は密閉されているためそのような心配がありません。
また、夏は特にキャンプサイトから少し離れたところに散歩や川遊び、場内の公園など遊びに行くことがあります。その際には結局水筒が必要になります。夕食の時だけは水筒の口が汚れやすいし、不便なので水筒からコップに入れて飲んでいます。
そして水筒のお茶がなくなったら、ペットボトルの水を追加します。翌日には水筒内の氷も溶けているため、我が家ではアイスジャグも持参し、氷の追加をしています。
お茶がなくなった後の追加の飲料水としてお茶じゃなくて水を使用するのは、料理用の水と兼用にした方が楽なので（こだわりもないため）そうしています。
料理用の水もペットボトルがおすすめ
キャンプ場の水は加熱処理することで料理用として利用することもできるかもしれませんが、水質についてはまったく分からないので、筆者はペットボトルの水の使用をおすすめします。
料理（お米を炊く、スープ作り等）に使用する以外で、ホットドリンク（コーヒーや紅茶、即席スープ）にも使用するため、余ってもいいので少し多めに持っていく方が安心です。ペットボトルの水は未開封では常温で保管できるし、余ったものはまた再利用できるため、ウォータージャグより便利だと筆者は思っています。
手洗い用のウォータージャグはあると便利です
ウォータージャグは管理が面倒と前述しましたが、手洗い用としてはウォータージャグは便利で、飲用ではない分、衛生面では大雑把に使えるので、利用しています。キャンプサイトの場所によって、その時々で使用したりしなかったりしています。
小さい子どもは葉っぱや枝、砂を触ったり、手がすぐに汚れます。近くにウォータージャグがあるとおやつタイムや食事の時に、さっと手洗いできるので、かなり便利です。離れた炊事場まで手を洗いに行ったのに、すぐにこけて手が汚れるのはあるあるです。ウォータージャグがなくても、手口拭きでも対応はできることはできるのですが、やはり砂だらけになった手は水でさっと洗いたいです。
あとはコップを水でさっとゆすぎたい時などにも役立ちます。食器をがっつり洗うのはウォータージャグでは無理だし効率が悪いので、その際には炊事場を使用しています。
手洗い用にウォータージャグを使用する場合、他に水を受けるもの（バケツ等）が必要になるので、併せて購入する必要があります。これを使用しないとサイトの地面が水浸し、どろどろになってしまいます。水受け内の水がある程度たまったら、それをこまめに捨てる必要があるので、少し面倒ではあります。
我が家が使っているのはキャプテンスタッグのもの↓保冷は必要ないのでタンクタイプのを使っています。４人家族だと10Lが便利だと思います。水を満タンに入れても女性でもなんとか運べるサイズです。
見た目がおしゃれなのはDODのウォータージャグ。↓空気の穴がないのがちょっと不便そうではありますね。
収納性のいいソフトタイプならこちらもおすすめ↓
ウォータージャグは防災グッズとしても役立ちます
ウォータージャグはキャンプだけでなく、防災グッズとしても持っていると安心です。筆者も昔、被災した経験があり、タンクに水を汲みに行ったことがあります。
災害時には、水道管の破裂等で断水が長期化することもあります。その時に地域の給水拠点や給水車まで自分で水を汲みにいかなければいけません。
ウォータージャグの他にもキャンプグッズ購入の際には防災を兼ねて購入を検討すると良いと思います。
以上、筆者の経験からファミリーキャンプで、とくに子どもが小さくて手を汚しやすい場合、手洗い用としてウォータージャグの使用をおすすめします。子どもの人数が多い場合など、飲用、料理用でウォータージャグを使用するのが便利な場合もあると思うので、それぞれに合った目的でウォータージャグの活用を検討してみてください。
